盛夏の候、皆様におかれましてはますますご清栄のことと拝察申し上げます。
また、平素より格別のお引き立てを賜り誠にありがとうございます。
さて、この度の弊社商品の価格改定お願いの儀につきましては、
世情とはいえ弊社の逼迫をご賢察くださり、
速やかなご協力・ご対応をいただきましたことに心から感謝申し上げます。
弊社では、ソフトシリカの製造販売における積年の憂いを抱え深慮しておりました。
有限の天然資源である八沢木白土を丁寧に産出しながら、製造工程へと送り、無駄なく仕上げ、
出荷を見届ける日々の業務は創業当時から変わらぬ光景です。
その間には、幾多の経済的なショックも乗り越えながら、
急変する気象環境がもたらす様相にさえも迅速に対応してまいりました。
しかしながら、2019年の消費税増税においては等しく人心の購買意欲が削がれ、
続く新型コロナウィルスの襲来では、ひとりひとりがわが身の危機を意識しながらも、
経済活動においては極限の減衰を体感することとなりました。
そして、ようやくその立ち直りの兆しが見え始めたところでの
東ヨーロッパで勃発した死闘の現実は、
更なるさまざまな物価高騰へとつながりました。
守るべき地球の環境課題も包括し、
社会は迷いながらも大きなうねりを生じています。
その間私たち一同は、それら外部環境の急激な変化を注視して、
課題の一つひとつに見極めと選択を繰り返しながら、
創意と総意を以って様々な事柄に対し決断してまいりました。
今なお残る大きな課題は環境保全であり、
その一端が今回の価格改定となりました次第です。
ここに多大なご不安とご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
弊社は生産工場が秋田であるため、一年のうちわずかな日数しか採掘できません。
そのうえ、毎年激変する気候気象の変化とも相まって、
夏場の日差しも弱く生産率は年々低下しております。
商品出荷を絶やさぬことを第一義に計画生産しておりますが、
これら諸問題とともに、大地の恵みである八沢木白土の埋蔵量の減少と製造機械の老朽化は、
とてつもなく大きい悩みとなっております。
一同一丸となって引き続き尽力してまいりますので、
諸事なにとぞご理解のうえ、よろしくお引き立てのほどお願い申し上げます。
ソフトシリカは、秋田県の八沢木地域で産出される白っぽい粘土鉱物「八沢木白土」です。
鉱物学上の学術名を「軟質多孔性高度珪化珪酸塩白土」と命名され、国内唯一の地質品であるとされています。
弊社では、当初より独自の採掘・製造を手がけ、安定した資材の供給に努めております。
化学的な処理や添加は一切おこなわず、乾燥・粉砕・分級による工程を経て、安全な生産・栽培管理資材として繁殖農家様、肥育農家様、酪農農家様や養豚・養鶏・養魚などの飼育 生産農家様、
並びに耕作や栽培などの生産収穫農家様など、農業を営む幅広いお客様に、長年ご愛顧いただいている商品でございます。
大地の変革と風土に育まれた貴重な天然資源「八沢木白土」を、丁寧に、大切に、心を込めてお届けいたします。
【 つくる人の想いを承け継ぎ、たべる人の念いを請け取る 】
ソフトシリカは、食品添加物として認可され、人畜無害です。
ソフトシリカは、動物・植物の健康育成管理・品質の向上・環境衛生改善などを、積極的に支援いたします。
ソフトシリカは、環境保全型農業資材として、肉質や乳質、農作物の品質向上のために、貢献させていただきます。
● 2021.1 ライブラリにソフト・シリカニュース畜産特集を追加しました。 |
● 2021.1 カタログの畜産用パンフレット(PDF)を更新しました。 |
● 2020.5 ヒストリーNo.3を追記しました。 |
● 2020.5 ライブラリに土はよみがえる抜粋(PDF)を追加しました。 |
● 2020.5 ライブラリにソフト・シリカニュース12号を追加しました。 |
● 2020.5 ライブラリにソフト・シリカニュース創刊号を追加しました。 |