| 6.土の回復・再生利用 |
一度使った土は使わないのが園芸での原則であると言われ続けてきましたが、環境問題やゴミ棄ての規制などで、特に住宅街などでは古土の捨て場所に困る愛好家が増えています。日本ではベランダ園芸を楽しむ方が多いこともあってか、土の再生利用の機会も増えてきています。
珪酸塩白土は、雑菌を抑え、植物の生育を阻害する不良物質を吸着し、土を団粒化し、ミネラルを補給するなどの機能がある、土壌改良材としては類まれな優れた資材ですので、古土の再生利用にも大きな力を発揮します。
また、このような資材を使用すると同時に、土壌中のガス害の原因となる肥料の使いすぎをやめ、植物に必要なだけの最小限の施肥方法に切り替えていく考え方も必要です。元来、自然界のサイクルを考えるなら、「古い」土というものはありません。園芸上では、極端に言えば、酷使して疲労し傷んだ土、病害虫の発生によって植物の生育に不適となった土などをいうのです。
古土の再生利用法は、いろいろ紹介されているようですが、なかでも用土を電子レンジにかけたり、鍋(フライパン)などで焼いて、徹底的に滅菌する方法は適当ではありません。火災やヤケドの危険があり、非衛生的です。また、作動している電子レンジをみつめていると、電磁波で眼球があたためられ白内障になりやすいという医学上の報告があります。また、菌が死滅すると有用菌も死に絶え、用土としては非合理的で、無菌状態にした土はかえって新しいカビなどがつきやすいものです。
ここでは、3通りの再生法を説明します。
- (1)古土を加熱殺菌処理する方法
- (2)古土をそのまま使う再生法[1]
- __●汚染土(軽度)の処理